アグリマインドの農業改革

オランダ型ガラスハウスフェンロ―型セミクローズド(半閉鎖)温室

世界でも最先端のオランダ型ガラスハウスを導入

て温度・湿度調整

温室内空気をコリドー室へ誘引。ダンパーで外気と混合(冷却)して温度・湿度調整(害虫侵入抑制)

温室循環

コリドーよりファンを通じて温室循環
(+暖房、CO2)

マルハナバチ

マルハナバチも環境の良いハウス内で元気に受粉をしてくれています

2ハイブリッド暖房
(液化石油ガス)

電気とガスを使い分けて運用コストを下げる

ハイブリッド暖房とは、わかりやすく言うと、電気とプロパンガス(エアコンとヒーター)をハイブリットで使い分けができる(電気とLPGの両方が使える)仕組みです。

ガラスハウスにハイブリッド暖房を導入することで、燃料コストの削減、温度管理の安定性、環境負荷の低減、メンテナンスの簡便さなど、複数の面で従来の石油暖房やヒートポンプと比べて優れたメリットを享受できます。
特に、温度管理が難しい季節や地域、コストの最適化が求められる場合に有効な選択肢となります。
またLPG燃焼でできた二酸化炭素は温室内に循環させることにより、植物の光合成を促進させています。

ハイブリッド暖房

燃料式暖房機

燃料式暖房機

ヒートポンプ

ヒートポンプ

ハイブリッド暖房
(液化石油ガス)

電気と空気中の熱を利用し暖めるヒートポンプの使用を基本とし、必要に応じてLPG式暖房機を組み合わせて使用することで省エネで環境負荷を抑えられるような仕組みを実現できている。

ハイブリッド暖房
LPガス

LPガス(暖房に使用)

3養液栽培/長期多段取り

土を使わないから細かな管理ができる&水の節約にもなる

トマトの栽培は、土を使わない養液栽培を行っています。スリランカ産 椰子の殻で出来た堆肥です。
これによって施肥管理が劇的に管理できるようになっています。
椰子の殻で出来た堆肥 椰子の殻で出来た堆肥
資源の有効利用のために使用した溶液を殺菌して再度利用しています。雨水も利用しながら資源循環型農業を実践しています。
資源循環型農業

生産量vs 水使用量vs 農薬使用量

こちらの図は、植物工場の導入による効果を示しています。左側には従来の土耕栽培を、右側に進むにつれて、弊社のようなハイテク植物工場による栽培方法が示されています。
ご覧の通り、ハイテク植物工場においては収穫量が飛躍的に増加します。また、同時に1kg生産物あたりの水の使用量や農薬の使用量は減少します。このように、生産性を向上させることで、環境負荷を軽減しつつ、効率的に生産を行うことが可能となります。
生産量vs水使用量vs農薬使用量のグラフ

長期多段取り

ハイワイヤーでの長期多段どりを行っており、1年1作で10カ月間の収穫期間になります。
立体的に仕立てることにより採光性があがるのと同時に、収穫物の高さが通年同じ高さになるので作業効率も飛躍的にあがっています。
長期多段取り
長期多段取り

常にこの位置での収穫を行うことができるため、作業効率が上がり、作業者の負担が少ない。

マルハナバチ

マルハナバチ

トマトの受粉にはマルハナバチを使用します。
トマトの花には蜜がないため、ミツバチを使用しません。マルハナバチは、花を訪れる際に「振動受粉」で散布し、均等に受粉を行います。化学的な方法を使わないので環境負荷が低く自然な受粉を促進できます。

アグリマインドのスマート農業

統合環境制御システム

(オランダ型農業)

複数のセンサーを設置しハウスを半オートメーションで制御

主な機能
  • ・モニタリング
  • ・環境制御
  • ・灌水制御
センサーをチェック

センサー

基本的な項目だけでも、温度、湿度、二酸化炭素濃度、光の強さ、日射量、風向き、風速、養液の濃度など実に多種多様なデータを扱ってこれらを常にチェックし、ハウスの内部が作物にとって最適の環境になるように留意しています。ハウスを半オートメーションで制御しています。
複数のセンサーを設置し、温度があがれば外気導入をし、逆に下がれば外気導入を制限し暖房を作動させるといった形です。
センサー

① モニタリング

主に、以下の内容を24時間モニタリングしています。
  • ・日射
  • ・温度
  • ・湿度
  • ・二酸化炭素濃度
モニタリング画面

② 環境制御

環境制御では、温室内の冷暖房、加湿、除湿、日射量の調整、二酸化炭素濃度の調整を行っています。
  • ・冷暖房
  • ・加除湿
  • ・日射調整
  • ・二酸化炭素濃度
環境制御画面

③ 灌水制御

灌水管理では、量、レシピ、タイミングを設定し行うことが可能です。
灌水制御画面

遠隔操作で農作物を
管理しています

遠隔操作で農作物を管理
「TeamViewer」を使用することで、環境制御PCにリモートでログインし、温室の状態監視や設定変更が可能です。スマートフォンを使って遠隔操作が可能なことは非常に重要で、これにより弊社は土日も休業できる体制を実現しています。このシステムは、業務の効率化と稼働時間の柔軟性を大きく向上させる革新的な取り組みとなっています。

労務支援アプリ 
-AGRION施設園芸 -

生産性分析によって個々の作業効率や作業強度の比較が可能です

労務管理は紙媒体を使用して記録し、エクセルに転記していたものをアプリでできるよう、ライブリッツと共同開発を行いました。作業者はタブレットにQRコードを読み込ませ、作業を選択し、作業に入る列を選びます。
作業が終わったら作業終了をし、作業によっては成果を記録します。
そのデータはクラウド上でアップロード更新され、管理者はどこにいてもタブレットPCスマホで確認ができます。
作業の何%が終了しているのか、あと何時間ほどの作業時間が必要なのかが瞬時に更新されていきます。
生産性分析によって個々の作業効率や、週間の作業強度の比較なども可能です。

AGRION施設園芸

出退勤や作業記録は
QRコードで簡単入力

AGRION施設園芸

作業の進捗はマップで
直感的に把握

AGRION施設園芸

作業記録は
自動で集計・分析

AGRION施設園芸
AGRION施設園芸
AGRION施設園芸

様々な実証実験

協力企業

スマートアグリとは、最新のテクノロジーを活用して農業の生産性や効率、持続可能性を向上させる取り組みのことです。ICT、IoT、AI、ロボット技術などを農業に導入することで自動化・効率化を促進し、より少ない資源でより多くの収穫を得ることを目指します。
アグリマインドは、スマートアグリの実証のため企業とタイアップして実証実験を行なっています。
macnica PLANT DATA NTTコミュニケーションズ、docomoビジネス